なぜ、人間だけに髪の毛があるの?

2023/01/20 ブログ

 

子供の頃、立った状態で膝下近くまで髪の毛がある大人の女性が

テレビに出ていて、あんなに髪の毛って伸びるんや!!

と思った記憶が残っているのですが、

なぜ、髪は伸び続けるのでしょう?

そもそも、なぜ人間だけに髪の毛があるのでしょう?

新年からマニアックなお話しで始まるaura newsです

では、猿や犬、猫たちと同じ哺乳類であるにも関わらず、

進化の過程で人間だけが体毛がなくなり、頭髪として毛が残ったのか???

 

人がまだ猿っぽい時代、直立歩行でジャングルから日差しの強い草原に生活の場を移したときに、頭に一番直射日光や雨、衝撃に晒される為、頭を守る毛が発達し、逆に体に汗腺が発達することで体毛が不要になったという説があるようです。

 

体毛に関しては、例えば猫ちゃんは怒っている時、毛を逆立てて近づくな!!と威嚇しますが、ボディランゲージや言語の発達と共に、毛で感情を表現しなくてもよくなった為、人は体毛の役割が段々となくなってきたようです。

人の脳は大きく発達してきましたが、弱点は、脳は熱さに弱い事。

髪は、日差しや、衝撃から頭(脳)を守る為に生えていると言われていますが、

寒いときは保温効果、暑いときは髪を汗や水で濡らして体温調節をする為に、

脳を包むように生えているのです。                                 

 

 

因みに髪質は、人種や住んでいる環境で違います。

例えば、アフリカ系の暑い場所に住んでいる人は、

メラニン色素が多く縮毛というくせ毛で、

強い日差しから頭を守っています。                        

ヨーロッパなどの日照時間が短い場所に住んでいる人は、ブロンド髪のようにメラニン色素が少なく、軟毛の人が多いのです。

 

元々は、哺乳類として生き残る為に、進化の過程でできた「髪」ですが、

現代では、髪はファッションとしての表現だったり、

「長さやデザインの違い」で性別を表現するものになっていますね

そんな、人にだけある髪ですが、なぜ最長6年も伸び続けるかは、謎・・・のようです。