透明感のある白髪染めに
auraでは、グレイカラー世代の方に、白髪もプラスに想って頂きたい。
という思いがあり、白髪率40%以上の白髪のお客様に、
白髪があるからこそ実現できる、ファッションカラーを使った
「透明感のあるカラー」をご提案しています。
というのは、年齢によってお顔がくすんできたり、
マットな肌に変わってきます。
今までは、「濃く、深くしっかり染める」事が当たり前だった白髪染めでは、
ダークトーン(艶の無い暗い色)が主流でしたが、
このダークトーンのカラーは、お顔のくすみを更にくすんで見せてしまいます。
ついでにお話しすると、お洋服も同じです。体形カバーなどで黒や、暗いグレー
の服を着ていると、お顔に色が反射し、目の下に影ができ、疲れて見えます。
数年前から、若い世代からブリーチを使ったハイトーンカラーが流行り、
脱白髪染めなど、世代を超えてヘアカラーの考え方が変わってきました。
最近は街中でも明るい綺麗な色のヘアカラーをしている人が増えましたね。
「当たり前」が変わってきたのです。そこで、白髪染めは逆転の発想です。
黒髪にはメラニン色素があるので、ブリーチをしたり、
ハイトーンのカラーでないと、なかなか透明感は出にくのですが、
白髪はメラニン色素が透明なので、お色味が綺麗に出るんですよ。
その代わり、10レベル以上の明るいカラーがおススメです。
その方が白髪と黒髪の差がなじむからです。
具体的には、白髪染め100%だった調合を、例えば白髪率や求める明るさにより
ますが、ファッションカラー7割りに対し、白髪染め3割りという風に、
白髪染めを補色として調合します。
先に、白髪染めカラーと、ファッションカラーの違いを色味の面で分かりやすく
言うと、「色調の違い」になります。
ファッションカラーは、ブライトトーン、最近人気のライトグレイッシュトーン
辺りの色調で作られています。
白髪染めは、足りないメラニン色素を補充する役割もあるので、ダークトーン、
ダークグレイッシュトーン辺りで作られていると思います。
このチャートで見ても、ダーク(グレイッシュ)トーンの方がくすんで見えるの
が分かりますか?
その点、ファッションカラーは、色味だけで、色調も明るいのです。
要は、今までダークグレイッシュトーン(12)だった明るさを、
グレイッシュトーン(11)や、ダルトーン(7)辺りにシフトすることで
透明感のある白髪染めが可能になるのです。
いざ白髪染め100%から、ファッションカラーに移行する時に、
唯一デメリットがあります。
月一でダークトーンくらいの白髪染めの染料を入れ続けた髪は、
「茶色い色素」がなかなか取れない為、根元とのギャップができます。
白髪染めから、ファッションカラーに転換中のお客様をご紹介します。
遺伝的白髪で白髪率70%(かなり多い方)
ご自身で、薬局購入の白髪染めを月一回。
白、茶色の追いかけっこがストレス。
年齢がまだ40代なのと、白髪の多さを逆に活かして、
ファッションカラーで、グレイアッシュっぽくされてはいかがですか?
と提案してみました。
元の白髪の色味に近い、アッシュ系に近づける事で、伸びてきた時に馴染んで分かりにくくなります。
写真は、
・セルフ白髪染めの部分
・ファッションカラーアッシュ系を入れた部分
・新生部
と分かれているんですが、その境目、分かりますか??
あ、因みに毛先の茶色い色素が、白髪染めのなかなか抜けない染料なんです。。
はい、答えはこれ↓
ほとんど同じ‼️
だから、伸びてきてもストレスフリーなんです。
お客様は、月一セルフカラーをされておられて、ダメージもかなり気にしてたので、
2ヶ月に一回でも気にならないようになり、
回数が減る事でダメージも軽減していきました。
このまま、ファッションカラーでアッシュにしていき、
茶色部分はカットしながら無くしていく計画です。
「白髪染めは、白髪染めカラーを使わないといけない」は先入観です。
お顔の表情も良く見せる、透明感カラーで、白髪はカバーする時代です
毎月の白髪染めの追いかけっこに悩んでおられる方は是非ご相談ください。
高原