髪は健康状態と心のバロメーターです
秋は抜け毛が増える季節です。秋口に抜け毛が多い理由は、夏の間の強い紫外線によるダメージ、暑さや、お子様の夏休みが明け、体への蓄積された疲れが現れるタイミング、気温が下がり始める時季で女性ホルモンのバランスが崩れやすいなど、さまざまな原因が考えられます。
季節の変化で自律神経にも影響を受ける為、更年期世代の女性は女性ホルモンのバランスが崩れやすく、
頭皮に顕著に表れるのです。そう、髪は健康状態と心のバロメーターなのです。
さらに最近よくお伺いするのが、新型コロナウイルスが原因とみられる抜け毛です。実はこれまでもインフルエンザや風邪の後でも、抜け毛が増えることはあるのですが、「コロナにかかった」という心理的な負担もあったのではないかと思います。実際、専門機関によるコロナウイルスによる後遺症データでも、倦怠感、嗅・味覚障害、睡眠障害、頭痛に次ぐ、第5位に髪の脱毛はあがっています。
秋の抜け毛はそこまで深刻にならなくても大丈夫ですよ!とお話しするのですが、
普段気にならなかった抜け毛が多くなると、洗い方や、シャンプーなどのヘアケア剤を見直されるお客様も増え、頭皮に刺激の少ないものや、育毛効果があるものを使うようにご提案したりすることが多いので、
秋は、お家のヘアケアを見直すいい機会だと私は思っています。
同時に心がけたいのが生活習慣の見直しです。例えば、運動は全身の血流を促し、その結果、頭皮の血も巡り、気の巡りもよくなります。スタッフが、最近朝5時台に起きて、20分間程ストレッチをするようにしてから調子が良いと話していたので、私もやってみようかと思った時から一度もできていませんが、
こういう時間が良い一日を作ってくれそうですね。
(食べる)髪に良質な栄養は「まごわやさしい」
栄養は先に体の筋肉や骨格にいき、髪に届くのは最後になります。
髪はケラチンというタンパク質でできているため、タンパク質を意識してくださいね。現代人は「糖質と糖分」に偏りがち。無意識に好きなものばかりを好んで選んでいると、疲れの取れない、浮腫んだ、ぶよぶよな肉質になります。
まめ、ごま、ワカメ、野菜、魚、しいたけ、いもの頭文字をとった「まごわやさしい」の食材を意識して食べると、必要な栄養素をまんべんなく摂取できます。だんだんお鍋が美味しい季節になるので、楽しみながら取りましょう
(寝る)22時から2時がゴールデンタイム
髪だけでなく、肌の代謝に深くかかわる成長ホルモンの分泌は、夜10時ごろから深夜2時ごろが
最も活発になります。ゴールデンタイムと呼ばれる時間です。
私たちの睡眠は深い睡眠(ノンレム睡眠)と浅い睡眠(レム睡眠)が交互に繰り返されていて、
成長ホルモンはノンレム睡眠のときに最も多く分泌されるので、このタイミングを夜10時から深夜2時に
もってくると髪にも肌にも疲労回復にもベストです。
(動く)1日20分、週3回の有酸素運動
1日20分程度の有酸素運動を1週間に3~5回。ウオーキング、水泳、自転車など、酸素を取り込みながら筋肉を動かす有酸素運動がおすすめです。
車生活の多い姫路市民は意識しないとなかなか運動しないですよねぇ…健康第一、頑張ろう。
(洗う)綺麗な髪は日々の積み重ね!シャンプー&マッサージが大事
シャンプーは髪より頭皮を洗うことが第一の目的です。38度くらいのぬるま湯で。
洗う方向は、aura流マッサージも兼ねて洗いましょう、おでこから頭頂部、耳上から頭頂部、
後頭部から頭頂部と、上に引き上げる様に洗えば、頭皮のたるみも予防できます。
マッサージは指の腹や手のひらを使い、頭筋を引き上げる様にしてみてね。
(詳しくは先月号に載せています)
🖋Naoko Takahara